JAAについて


日本アニメーション協会(Japan Animation Association:通称JAA)はアニメーション文化振興と会員相互の親睦のため1978年に設立された団体です。
アニメーション作家、制作関係者、研究者が個人の資格で集結し、アニメーション映画際等への協力に加えて、当協会が主催、企画、運営する映画祭「INTO ANIMATION」(数年に1度開催)や有志会員によるワークショップ「JAAアニメーション・キャラバン」などを行っています。


初代会長 手塚治虫氏
2代会長 川本喜八郎氏
3代会長 古川タク氏

初代名誉会長 川本喜八郎氏

会長挨拶

日本アニメーション協会(JAA)のWEBサイトをご覧頂き、ありがとうございます。2022年7月から、新しく会長になった水江未来です。

JAAは、1978年にスタートした、アニメーション文化の振興と会員相互の親睦を目的とした団体です。初代会長は手塚治虫氏で、最初は少人数でスタートしましたが、徐々に集う人たちが増えていき、現在では200名ほどの制作関係者、作家、研究者などが集っています。
JAAでは、これまでに、会員の作品を一挙に上映するイベント「INTO ANIMATION」や、子供から大人まで楽しめるアニメーション体験のワークショップなど、様々な対外的な活動を行ってきました。
また、会員向けの活動としては、アニメーションの勉強会なども行っています。YouTubeチャンネルでは、座談会や会員作品など、様々な動画を公開していますので、是非ご覧下さい。

日本のアニメーションの歴史は、商業スタジオで作られたTVシリーズや映画のアニメーションだけではなく、Eテレに代表されるような教育番組などのアニメーションであったり、ミュージックビデオや広告作品、そして作家個人によるオリジナル作品など、アニメーションは多様に存在します。
JAAでは、その多様なアニメーション芸術を広く伝えていきたいと考えています。

現代の日本のアニメーションは、とても面白い時代に突入しています。個人作家が商業スタジオと一緒にテレビシリーズや長編作品の監督をしたり、国際映画祭でグランプリを受賞する若い作家も沢山登場しました。
ネット上では、新しいアニメーションの創作者たちが、毎日GIFや短い動画を投稿して大きなブームを生み出しています。


今はこんな面白い時代になっているのです。これから先、どのようなアニメーションの未来が待っているのか、想像するとワクワクしてきませんか?そしてJAAでも、そのアニメーション文化の過去から未来を、皆様にお伝えしていけたいと思っています。

会長プロフィール

水江未来 会長

1981年福岡県生まれ。「細胞」や「幾何学図形」をモチーフに、ノンナラティブな表現で、短編アニメーションやMVなどを制作している。
短編作品は、ベネチア国際映画祭とベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭では、音楽賞とCANAL+Creative Aid賞を受賞。
代表作は「JAM」「MODERN No.2」「WONDER」
多摩美術大学グラフィックデザイン学科と情報デザイン学科メディア芸術コースで非常勤講師。

名誉会長挨拶

古川タク 名誉会長

1978年に手塚治虫会長でスタートしたJAAですが、少人数の作家集団であった初期の頃、手塚先生の急逝に衝撃を受けて、活動休止した頃、川本会長を補佐しながら、また思いがけず会長代行を務めた頃、そして現在に至るまで、長い時間が過ぎました。その間にアニメーションそのものも多様化し、変わってもきました。取り巻く環境も随分変わり、教育現場やアニメーション文化に貢献することとあるJAAの役割りも、もちろん完璧ではありませんが、それなりに活動をしてきたと思います。
新たな活動の息吹も感じ始め、自分も80歳を過ぎたこの時期がタイミング的に良いと判断して、日本アニメーション協会会長を退き、新たな立場から見守らせていただくことにしました。

新理事会にて、水江未来新会長が誕生しました。副会長として、森まさあき、山村浩二、山中幸生事務局長に引き続き会を支えていただきます。
新生JAA(シンJAA)のこれからの活動をお楽しみに、そしてこれまでにも増して、ご支援よろしくお願いします。